大田区議会 2020-12-01
令和 2年12月 健康福祉委員会-12月01日-01号
(
賛成者挙手)
○深川
委員長 賛成者多数であります。よって、第110
号議案、第111
号議案、第112
号議案、第113
号議案の4件の
議案は全て原案どおり決定いたしました。
次に、第101
号議案 大田区
介護保険条例の一部を改正する
条例、第102
号議案 大田区立心身
障害者緊急一時
保護施設条例を廃止する
条例及び第103
号議案 大田区立障害者福祉施設条例の一部を改正する
条例の3件を一括して採決いたします。
本案を原案どおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○深川
委員長 ご異議なしと認めます。よって、第101
号議案、第102
号議案及び103
号議案の合計3件の
議案は原案どおり決定いたしました。
以上で
付託議案の審査を終了いたします。
なお、
委員長報告につきましては、正副
委員長及び理事にご一任いただくということでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○深川
委員長 では、そのようにさせていただきます。
次に、調査事件を一括して上程いたします。
まず、
補正予算について、
理事者の説明をお願いします。
◎有我
福祉管理課長 私からは、令和2年度福祉部一般会計(第7次)
補正予算(案)について説明いたします。
資料番号76番をご覧ください。
初めに、歳出
補正予算案について説明いたします。
障害福祉費の障害
福祉サービス等に係る支援
事業において、433万8,000円、高齢福祉費の感染症対策に係る在宅要介護者の受入体制整備
事業において、335万9,000円を計上いたしました。
いずれも
新型コロナウイルス感染症に係る在宅要介護者の受入体制整備
事業の実施に伴う委託料の増額補正でございます。
事業の内容は、介護者である家族等が
新型コロナウイルス感染症に感染し、介護ができない場合の障がい者及び
高齢者本人の受入体制を整備するものです。
続きまして、歳入
補正予算案について説明いたします。
都補助金の在宅要介護者の受入体制整備
事業における障害分で433万8,000円、高齢分で335万9,000円を計上いたしました。
いずれも歳出
補正予算案で説明いたしました、在宅要介護者受入体制整備
事業の実施に伴い、補助金の交付を受けるものです。補助率10割の
事業ですので、歳出補正額と同額の歳入補正額となってございます。
○深川
委員長 それでは、
補正予算案について、質疑ありましたら、どうぞ。
◆大竹
委員 後で、資料78番で説明があると思うのですが、まず人数ですね。それぞれ何人ずつを予定しているのか。それと、今までこういう状況があったのか、なかったのか。その点を教えてください。
◎酒井 高齢福祉課長 人数の部分でございますけども、一応、協力
事業者を何社かは確保しておりますが、その状況の中で受け入れられる人数ということになりますので、現時点で何人の枠という設定にはなっておりません。
あと、こういった状況のケースでございますけども、やはりこういったケースに近い方が何件かいたというのは、我々も把握はしておりますが、ただ、全てのケースが把握できたかは確認が取れませんので、何件かあったというところだけご報告させていただきます。
◆大竹
委員 補正予算を組んでいる以上は、その根拠があるはずですよ。人数についても、何人程度ということで補正を組んでいるはずだから、人数について分からないということはないと思うのだけれども。
◎酒井 高齢福祉課長 今の
委員からのご質問について、おっしゃるところもよく分かるのですが、このケースにつきましては、本当にその状況、状況によって異なることがございますので、一律に何人の出現率があるかというところにつきましての把握は難しい部分でございます。
ですので、今のところは、これを受け入れられる体制を確保するということで、補正を今回計上させていただいているところでございます。
◎曽根 障害
福祉サービス推進担当課長 私からは、障害の部分についてお答えをさせていただきます。
14日間の受入れ、2人相当ということで計上しております。3か月分ですので、これは法外の
短期入所事業の分です。それから、介護ヘルパーの派遣
事業で、14日間派遣することを想定し、2名分相当になっております。
それぞれのご家庭の事情や障がいがある方の事情によって組み合わせて使うことになりますので、必ずしも2名とはならず、2名相当分として計上いたしました。
もう1点、こういった状況があったかどうかですけれども、私どもも
施設を通じて把握をしている限りで、2件ほどこういった事例がございました。
◆大竹
委員 何か予算の組み方が
高齢者と障がい者で違うような感じがするのだけれども。
やはり
高齢者もそういう形で組んでいるのですよね。
◎酒井 高齢福祉課長 すみません。私、ご質問の趣旨を取り違えた部分がございました。大変失礼いたしました。
予算的な枠組みにつきましては、ほぼ障害と同じスキームで構築をさせていただいております。
私が先ほど申し上げましたのは、こういった
対象者が何人ぐらいいるかという部分につきましては、なかなか把握が難しいということで、ご答弁させていただいたところでございます。申し訳ございませんでした。
○深川
委員長 ほか、よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○深川
委員長 それでは、
補正予算案の質疑については以上にいたします。
続いて、
所管事務報告につきまして、
理事者から一括してご説明をお願いします。
まず、資料番号77番、子どもと地域をつなぐ応援
事業について。
◎伊藤 子ども生活応援担当課長 私からは、資料77番、子どもと地域をつなぐ応援
事業についてご説明申し上げます。
コロナ禍により、家庭と地域の関係性が一層希薄化している中、孤立しがちな子育て世帯と身近な地域活動団体などをつなげることで、地域の複数の目で支援対象世帯を見守り、家庭の孤立化を防止するための仕組みづくりとして、子どもと地域をつなぐ応援
事業を新たに実施いたします。
大田区における3歳女児死亡事例検証
報告書における、行政から見えにくいものを把握するために、地域の子育て支援団体等による見守り体制の構築をする方策の一つでもございます。こども家庭部、健康政策部、教育総務部などと庁内連携し進めてまいります。
対象は、
児童扶養手当受給世帯、18歳未満の子どもがいる生活保護受給世帯、就学援助世帯です。
事業内容は、こうした支援が必要な世帯に対して、区の各種支援制度や相談窓口、
大田区社会福祉協議会をはじめ、区内の社会福祉法人やこども食堂などの地域活動団体の活動内容やイベント情報などについて、区が郵送で案内・周知し、案内を受け取った世帯が相談窓口の利用のほか、イベントへの参加を通じて地域とつながっていただくことを目的とするものです。
支援が必要な世帯を把握している区から世帯へ案内をお送りすることで、個人情報の問題をクリアして、団体の活動内容やイベント情報を周知でき、地域における関係性の構築や見守り体制の強化を図ることにつなげる仕組みとなってございます。
実施時期は、今月、令和2年12月からです。
大田区社会福祉協議会と連携し、実施してまいります。
○深川
委員長 続いて、資料78番。
◎酒井 高齢福祉課長 私からは、福祉部資料番号78番、高齢福祉課、障害福祉課共通案件といたしまして、
新型コロナウイルス感染症に係る在宅
高齢者・障がい者支援
事業につきましてご報告をいたします。
この
事業につきましては、先ほどお話しさせていただきましたように、本
定例会に
補正予算議案として提出させていただいている
事業内容でございます。
在宅で生活している
高齢者・障がい者等の方で、家族が主に介護されている場合で、家族が
新型コロナウイルス感染症にり患し介護ができないこともございます。こうした際に、親族によるご支援や他の
サービスの利用でご対応できる方もいらっしゃいますが、その一方で、例えば介護
サービスを今まで利用を控えていらっしゃった方など、ご自身の力で生活を維持できない状況も見受けられます。
こうした際に、いわゆる法外のホームヘルパーの派遣やショートステイなどの
サービスを提供しながら、在宅生活の継続を支援する
事業でございます。
対象者、支援の内容、経費負担等は、資料に記載のとおりの内容でございます。
本
補正予算案を議決いただきましたら、速やかに準備を整えまして、
事業を開始してまいります。
○深川
委員長 では、続いて資料79番。
◎曽根 障害
福祉サービス推進担当課長 私からは、資料番号79番に基づき、区立
障害者福祉
施設整備・活用方針の実施についてを報告いたします。
1、目的です。
おおた障がい施策推進プランにおける重点施策を推進していくにあたり、特に重度障がい者の日中活動の場となる生活介護
施設等を確保していく必要があります。
本計画を実施することで、増加する生活介護の利用希望者の確実な受入れを実現してまいります。
2番、
施設整備の今後の方向性です。
区立
障害者福祉
施設整備基礎調査、区立
障害者施設整備・活用検討
委員会での協議を経て、下記のとおりとすることとしました。
ア、新井宿福祉園は改築。イ、
大田生活実習所を改築。ウ、南六郷福祉園・くすのき園につきましては、新耐震基準に合致しており、
施設としては十分活用が可能ですので、既存
施設を改修、増築といたします。
次に、整備の計画について説明をいたします。別紙をご覧ください。
まず、2番、各
施設の整備・活用の方向性についてです。
ア、定員の増を図ります。
(1)南六郷福祉園・くすのき園については、現在の両園の間の敷地に5階建て相当の建物を増築し、くすのき園が入ります。低層は改修し、南六郷福祉園の生活介護を拡充。重症心身
障害者通所
事業を開始する計画です。
(2)
大田生活実習所につきましては、敷地を分割し、2棟を建設いたします。重症心身
障害者事業も拡充します。
(3)新井宿福祉園については、敷地を有効に活用し、使い勝手の向上と生活介護の拡充を図ります。
こうした改築・改修を行うためには、居ながら工事を回避するための仮設などを確保する必要があります。そこで、次のような手順で改築・改修を進めます。
右側、仮設地とスケジュールの概要を説明いたします。
まず、第1番に、
大田生活実習所の東側敷地に新たな
施設を建築します。ここに現在の
大田生活実習所が移転します。令和6年度後半を予定しております。
次に、現在の
大田生活実習所を若干改修し、最初に南六郷福祉園の仮設として利用します。南六郷福祉園の隣地にあるくすのき園については、北蒲広場北側校舎棟を仮設として利用します。これに先立ち、北蒲広場北側校舎等に、バリアフリー等必要な
改修工事を行います。
南六郷福祉園、くすのき園の改修・増築の完成は令和8年度末の見込みで、仮設を利用していた両園は元に戻ります。
次に、新井宿福祉園が
大田生活実習所を仮設として活用します。
新井宿福祉園の改築完了は令和11年度後半を予定しております。
新井宿福祉園が新たな
施設に戻った後に、仮設として活用した
大田生活実習所を建て替え、2棟目の建物を建設します。
工事の完了は令和13年度末を見込んでおります。
ぞれぞれの工事に基本設計、実
施設計等を見込んでおります。詳細については、資料をご覧いただければ幸いです。
本年度中に基本計画を行い、
新型コロナウイルス感染症の感染状況も勘案しながら、説明会等を実施してまいります。
○深川
委員長 それでは、質疑を順次行いたいと思います。
まず、資料77番からどうぞ。
◆奥本
委員 まず、
事業内容のところに、支援が必要な世帯に対してと書いてあるのですけれども、そもそも区がある程度、把握をされている人数というのがいるということを前提にこの
事業を立ち上げられたのかなと思うのですが、この把握する方法というのは、どのような方法を取っているのでしょうか。
◎伊藤 子ども生活応援担当課長 資料にございます、支援が必要な世帯というところでございますが、まず、1の対象であげました世帯を支援が必要な対象として、この
事業の枠組みをつくっているところでございます。
◆奥本
委員 それは分かるのですけれども、
対象者として児童扶養手当を受給されているという世帯の方がいても、その方たちが必ずしも支援が必要とも限らないわけで。全てではないので、その中で必要な世帯を見つけていかなければいけないわけですね。その見つける作業というのは具体的にどうやって見つけるのですか。
◎伊藤 子ども生活応援担当課長 失礼いたしました。
児童扶養手当受給世帯について言えば、一定の所得以下の方が該当しているということで、そういう広い意味で支援が必要であるという認識に立っておりますけれども、おっしゃいますとおり、支援が必要かどうかというところにつきましては、やはりこういった
事業案内を送ることで、必要に応じて行政の窓口につながっていただく、また、地域活動団体の方が実施している子どもを支援する活動に参加していただく、そういった形で支援が必要な方につながっていただきたいということで実施するものでございます。
◆奥本
委員 質問を変えたいのですけど、この
事業自体は何人体制でやるのでしょうか。あと、職員のみでやるのでしょうか。
◎伊藤 子ども生活応援担当課長 こちらは区の
事業として実施をいたしますが、この
事業自体は、案内のチラシなどを折って封入をして発送をするという作業になりまして、そこの部分については
大田区社会福祉協議会に委託をして実施するところでございます。
また、この
事業を活用して、さらに子どもに関する支援施策を進めていく
可能性があると捉えているところでございます。
◆菅谷
委員 今、お話があった児童扶養手当世帯など対象となる三つの世帯それぞれの人数を教えてもらいたいのですけど。
◎伊藤 子ども生活応援担当課長
児童扶養手当受給世帯につきましては、11月16日現在で3,078世帯、18歳未満の子どもがいる生活保護受給世帯が11月24日現在で559世帯、就学援助世帯につきましては、11月19日現在で5,793世帯でございます。
◆菅谷
委員 それぞれ重複するというか、そういう人もいるのかなと思ったりもするのですけど、ただ、やるということはとてもいいことだと思うのです。ただ、今回の3歳女児の死亡事故のこともおっしゃっていましたけど、地域で、そして社協の方と協力して把握していく、こういう
事業があるから出てきなさいということで呼びかけるというのも大事なことだと思います。
それはそれで大事ですけど、なかなか個人情報の問題があったり、それからまた、そういう虐待とかの部分は見えてこないというか、かえって出てこないということがあるので、そういったところで、もっと広域的に取組みを考えていかなくてはいけないと思うのです。
これは手始めとしてやっていかれるということなのでしょうか。将来的にどういうふうにしていくかとか、そういった展望はありますか。
◎伊藤 子ども生活応援担当課長
大田区は平成29年におおた子どもの生活応援プランを策定いたしまして、行政の個別支援と同時に地域における温かな支援、また、社会的包摂の理念の基、子どもの生活応援を推進してきたところでございます。
プラン策定後、この間、地域とつくる支援の輪プロジェクトにおきまして、区と
大田区社会福祉協議会と活動団体とのネットワークづくりを強化してまいりまして、そこを基盤として、今度は活動団体と子育て世帯をしっかりとつないでいくという
事業として始めるところでございます。
これまでの調査におきましても、やはり子育て世帯の方が地域と身近なところでつながる傾向が強いことが分かってございますので、まずはこの
事業を通じて、地域でつながれる方はしっかりとつながっていただきたい、そういう思いを込めて実施いたしますが、もちろん地域に任せるだけではなくて、そういったところから本当に支援が必要な方を、活動団体が覚知した場合には、これまで築いてきた行政と活動団体のネットワークによって区の相談窓口にもつないでいただける、そういったことを期待しているところでございます。
○深川
委員長 続いて、資料78番について、どうぞ。
◆
伊佐治 委員 詳細については、もうご説明いただいたのでいいのですけど、一つだけ気になるのが
対象者のところで、これを読むと、介護保険の第2号被保険者で要介護認定とかを受けている方々は対象外になってしまうのですけど、その点を踏まえなかった理由はあるのですか。
◎酒井 高齢福祉課長 今回は、我々としても、
高齢者の部分につきましては、いわゆる
高齢者というと65歳以上を一つ軸として設定させていただいたところでございます。
あと、要介護の第2号被保険者につきましては、例えば障がいの施策等々も含めて重複する
可能性もありますので、その部分は連携しながら対応していきたいと考えております。
◆
伊佐治 委員 重複して対応いただけるということであれば問題はないと思いますけど、障がいに含まれなくて第2号被保険者で要介護認定受けている方は、この表記だと対象外になってしまうので、その辺は臨機応変に対応していただければなと。何か都の仕組みでそうなっているのかなと思ったので確認をさせていただきました。よろしくお願いします。
◆奥本
委員 都と区の負担割合について、まず教えていただけますか。
◎酒井 高齢福祉課長 私の説明が至らず申し訳ございませんでした。
今回のこの
事業につきましては、東京都の補助
事業を使わせていただきますので、本
事業実施につきましては、東京都の補助
事業10分の10の活用でございます。
◆奥本
委員 ということは、①及び②に要する経費は区が負担するということは、1回、区が負担をして、その後都が負担をするということですか。
◎酒井 高齢福祉課長
補正予算で歳入も併せて計上させていただきますので、その経費を活用して
事業を執行するものでございます。
◆奥本
委員 緊急的に支援が必要になった場合ということなのですけど、この緊急的にというのは、本当にもう今助けてほしいみたいなときに電話をしたりとか、どういう手段で対応されるのか教えてください。
◎酒井 高齢福祉課長 今回、ご家族の感染ということになりますと、当然ながら、感染した方につきましては、いろいろ保健所に情報等が入ってまいりますので、そういった聞き取りの中で、例えば自宅に介護している
高齢者等がいるのだという情報を把握しましたら、福祉部と健康政策部の保健所が連携をしながら一緒に対応していきたいと考えております。
◆奥本
委員 ということは、その日に言えば、その日に対応してもらえるというスピード感なのでしょうか。
◎酒井 高齢福祉課長 いろいろなケースがあると思いますが、ただ、やはりその場面で必要ということであれば、こちらとしては迅速に対応する必要があると思いますので、それについては、できるだけ対応を急ぎたいと考えております。
◆菅谷
委員 障がい者の部分でも、いろいろな障がいのある方がいらっしゃるので大変だなと思うこともあるのですけども。私もちょうど、
医療的ケアが必要なお子さんをお持ちの方の相談も受けたりしていまして、そういった家庭もこの中では対象になるのかということではいかがでしょうか。
◎曽根 障害
福祉サービス推進担当課長
医療的ケアが必要な方ということなのですけれども、それぞれの方の状況によってかなり違うと思います。
やはり重症化のリスクがあれば、これは何らかの形で入院や医療機関をご利用いただくことも考えておりますし、おうちで過ごせるということであれば、必要なヘルパーを派遣するなり、その方に応じて対応してまいります。
◆菅谷
委員 ぜひお願いします。
医療的ケアはそれぞれありますよね。
看護師とかが必要な部分があるので、そういった部分とかの相談は、まず障害福祉課で乗ってくださるのですか。
◎曽根 障害
福祉サービス推進担当課長 日頃お使いになっている地域福祉課が窓口としてはよろしいかと思いますが、
施設を利用されている方は、
施設を通じて比較的、私ども障害福祉課にご連絡をいただくこともありますので、あらゆる経路で受け止めますので大丈夫です。
◆菅谷
委員 最後に、各
自治体で行われていて、来年3月まで出しているところがありますけれども、
大田区としては何月までやるとか、そういうものはあるのですか。
◎酒井 高齢福祉課長 本
事業につきましては、
補正予算を議決いただきましたら、速やかに
事業開始いたします。
一応、高齢につきましては、今年度の
事業というところで、現在は考えております。
○深川
委員長 ほか、よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
(
理事者退席)
○深川
委員長 続いて、資料79番について、どうぞ。
◆犬伏
委員 別紙の
施設整備・活用方針の実施についてというスケジュールを拝見しますと、まず、私と
伊佐治委員の地元であります南六郷福祉園とくすのき園。くすのき園と南六郷福祉園の間に芝生の比較的広い広場があって、これは
利用者が普段ここでいろいろ屋外の遊びをしたり、または鈴まつりという地域との交流のイベントのときに、
伊佐治委員が焼きそばを焼いたりする重要なスペースになっているわけであります。
これを見ますと、ここの部分に5階建ての建物が建ってしまうと。この場所はすぐ河川敷に出られる、それから、隣に東京都のポンプ場の広いスペースがあるということもあって、それを使えば何とかなるのかなと思うのですけど、やはり自前の場所ではなく人の家の庭を借りるというのは、やはり使い勝手が悪いなと思うのですね。
同様に、この
大田生活実習所も南東の部分に広い芝生のスペースと大きな木があり、ここもやはり地域交流のイベントや
利用者が遊ばれたりする非常に大切な場所です。
大田生活実習所の場合は、萩中公園まで行かないと近隣にそういう場所がない。南六郷福祉園のケースに比べて、より遠くになってしまう。南六郷福祉園の場合、土手を越えればすぐ河川敷があるのですけど、この辺はもう既に基本計画をつくられているので厳しいのかもしれないですけど、その有効なスペースというものについてはどんなふうにお考えですか。
◎曽根 障害
福祉サービス推進担当課長 私どもとしても、おっしゃられたようなスペースの問題は大変悩みました。どこもお祭りで使われている場所が必ずあるということについては、十分理解をしているところです。
できれば
施設の中に地域交流ができるスペースとか、今の時代にあった交流の在り方、お祭りの在り方、もちろん場所も、例えば近くの小学校を借りられるような算段とか、そういったことをして、これまで以上に楽しい交流ができるようなことを考えてまいりたいと思っております。
◆犬伏
委員 私の地元の南六郷福祉園のケースについては、相当長い間、地元の町会と対立が続いていて、この
施設設置そのものに反対運動が起きて、その長い歴史の中で地域の皆さんとの交流が始まって、今ではもう完全に受け入れられたという歴史的な経緯があるものですから、その場がなくなってしまうというのは非常に残念なので、例えば屋上に広場を設置するとか。あと、目の前の道はたしか区道ですかね。あの辺の区道を廃止してしまうとか、何か考えていただければありがたいなと。
また、
大田生活実習所についても、萩中公園等を利用して、障がいの重い方が多いのでなかなか厳しいかもしれないのですけども、建物の中だけにいることのないような配慮をしていただきたい。完成は令和13年度ですから、ここにいる半分ぐらいの方はお隠れになるかとは思うのですけど、長い未来を見据えて、
利用者が今よりもより一層いい環境でお使いいただけるよう、ご検討をお願いしたいと要望しておきます。
◆岡元
委員 公共
施設の整備というのは、基本的には築年数の古い順からとなっているかと思うのですけれども、
大田生活実習所の西側敷地を活用して、南六郷福祉園、新井宿福祉園を整備していくのですけど、新井宿福祉園は築年数が49年、南六郷福祉園は築33年ということで、新井宿福祉園ではなく、南六郷福祉園のほうを先に改築する理由というのは何かありますでしょうか。
◎曽根 障害
福祉サービス推進担当課長 ここの点についても非常に悩みました。できれば早くとは思いましたが、仮設として活用できる北蒲広場というのが非常に大きなポイントになりました。
やはり、居ながら工事が非常に難しいものですから、そちらを活用できる期間がこの期間ということになっておりますので、先にさせていただいたところです。
また、新井宿福祉園につきましては、躯体の調査も十分行っております。安全性は確認をされておりますので、この順番にさせていただきたいと思います。
◆岡元
委員 分かりました。整備した後の定員増についても、南六郷福祉園が80名増えると、今後、利用できる日数が減るのではないかという不安を抱えていらっしゃる保護者の方もたくさんいらっしゃることを考えると、そういう意味では、定員がより多く増える南六郷福祉園が優先されたということも理解できるところです。
この工事が様々な社会的な理由によって、社会的要因というのかな、いろいろな理由によって遅れていかないように、しっかりと計画性を持って進めていただきたいと思います。要望です。
○深川
委員長 ほか、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○深川
委員長 それでは、質疑を終結し、調査事件を一括して継続といたします。
なお、本
定例会最終日に、議長宛て、特定事件継続調査要求書を提出することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○深川
委員長 そのようにさせていただきます。
また、審査事件につきましても、本
定例会最終日に、議長宛て、継続審査要求書を提出することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○深川
委員長 そのようにさせていただきます。
では、その他で。
◆大竹
委員 昨日かな、Z小学校の職員が感染したということでZまで来ました、小学校がね。それで、小学校、あと障がい
者施設、特養等で毎日のように出てくるわけです。
それで、江戸川区で教職員や
高齢者福祉関係などの、いわゆる社会的検査が行われていると。この間、世田谷区、江戸川区で、こういう形で進められていますから、これは今、実際に症状が出て、それでPCR検査をやって陽性だという話になっているから、やはり症状がなくても、職員全体を含めて教職員、
高齢者施設、障がい
者施設等の社会的検査をぜひ実施していただきたいという要望を、この間も言ってきたのですが、保健所長どうですか。何か考えていることありますか。
◎伊津野 保健所長 今の新型コロナの流行状況を見ますと、社会的な検査を進めるというよりは、症状があって、至急入院に結びつかなければいけないような方をまず優先すべきであって、それも今、全国的にもひっ迫している状況ですので、まずはそちらをきちんと進めていって、重症化を予防して命を亡くす方を防いでいく、そういうふうに考えております。
◆大竹
委員 だって感染経路が分からない人が6割いるわけでしょう。市中感染という部分を含めてあるわけですから。
大田区は3割程度になっているのかな、感染経路が分からないというのは。
そういうことを含めまして、今、医療崩壊の危機に直面していると言われているのですよ。だから、そういうことを含めて、待ちではなくて攻めの検査をぜひしていただきたいということを改めて要望しておきますから、よろしくお願いします。
○深川
委員長 それでは、最後に、次回の
委員会日程についてですが、12月15日、火曜日、午前10時から開会したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○深川
委員長 そのようにさせていただきます。
以上で、
健康福祉委員会を閉会いたします。
午前11時07分閉会...